【サッカーＷ杯】谷口彰悟　準備万端　過酷予選３戦ターンオーバー採用も「覚悟と自信持って」

デイリースポーツ
　練習でハッスルする谷口（撮影・金田祐二）

　サッカーのＷ杯カタール大会に出場している日本代表は２５日、コスタリカとの１次リーグ第２戦（２７日）に向けてドーハ市内で冒頭部分を除く非公開で調整した。左ふくらはぎの違和感でドイツ戦を欠場した守田英正（２７）＝スポルティング＝はコスタリカ戦での戦列復帰に意欲を示し、谷口彰悟（３１）＝川崎＝も出番へ気持ちを高ぶらせた。

　総力戦なら、谷口に第２戦で先発も含めた出番が巡ってくるかもしれない。「覚悟と自信を持ってここに立っている。いつ順番が来ても大丈夫な準備はできている」と力を込めた。

　２５日の練習でも酒井に加え、谷口と同じセンターバックの冨安も右太もも裏の違和感で練習に姿を見せなかった。その上、吉田はドイツ戦でフル出場。東京五輪では全６試合にフル出場していたが、疲労は隠せず３位決定戦では１次リーグで勝利していたメキシコに敗れる結果となった。

　その教訓をＷ杯では生かすことが必要となる。ターンオーバーを決断するのであれば、ドイツ、スペインと比べてボールが握れると思われるコスタリカ戦が最適となる。

　代わりに谷口が先発すれば板倉とのセンターバックコンビが予想される。Ｗ杯アジア最終予選でも１月の中国戦と２月のサウジアラビア戦の２試合に２人で先発し、両試合とも完封した。「チームのコンセプトや、やるべきことは全員が頭に入れている」と不安はない。

　３１歳で自身初のＷ杯出場にもなる。「まだ何も成し遂げたわけではない。（次の試合で）勝ち点３を積み上げないことには」と冷静。次戦の相手コスタリカについても、選手それぞれが映像で分析を進めている。「（出られなかったみんなが）俺にチャンスをくれっていう気持ちでトレーニングしている」。臆せず大舞台のピッチに立つ時を待つ。

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