【サッカー】「欧州年間最優秀選手」が発表　データで見る「ユーロとCLを制したMF」の凄さ

■欧州年間最優秀選手に輝いたのは?
　今回の欧州年間最優秀選手に輝いたのはチェルシーに所属するイタリア代表MFジョルジーニョだ。同選手はチェルシーの一員として昨季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）を制覇。さらに、ユーロ（欧州選手権）2020にも出場し、イタリア代表の優勝に貢献している。昨季のCLとユーロのタイトル二つを同一シーズンに獲得した選手である。

■過去に選出されたのは?
　この欧州年間最優秀選手の対象は欧州のクラブでプレーする全選手で国籍は問わない。投票によるポイントに応じて順位が決まる。8月19日に最終候補3名が発表され、その中から欧州年間最優秀選手が決定する。

　過去にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやクロアチア代表MFルカ・モドリッチなどが選出されている。前回はバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが受賞した。

　今月19日発表の最終候補には選出されなかったが、4位にはバルセロナからパリ・サンジェルマン（PSG）に移籍したメッシで148ポイント。C・ロナウドは16ポイントで9位だった。

■ジョルジーニョの凄いデータ
　英メディア『スカイスポーツ』が示したジョルジーニョのデータが凄かった。

　まず、昨季のCLにおいてタックル数が最多の26回を記録。さらにインターセプト数も26回で2番目の数字となった。また、タックルとインターセプト数を足すと52回となり、これは最多の数字となっているという。総走行距離は126.3kmを記録し、2番目の数字だ。

　ユーロにおいては、インターセプト数が25回で最多。タックルとインターセプト数を合わせた数字が38でこれも最多となった。

　やはりディフェンス面で存在感を発揮する一方、ユーロでは484回のパスを成功させている。総走行距離も86.6kmで最多を記録している。走って走りまくり、守備で相手の攻撃の芽を摘み、正確無比なパスで攻撃にリズムを与えることができる。

　データを見るとメッシやC・ロナウドを抑えて欧州年間最優秀選手に輝いたジョルジーニョがいかに凄いかが分かる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6672b9efe715b224d9d35458eb4a9e0ce12cea47