1 名前:Egg ★:2018/09/09(日) 22:29:38.89 ID:CAP_USER9.net

FIFAワールドカップ2018、グループステージ最終戦、日本代表が見せた“ボール回し”。結果として決勝トーナメントへの進出を決めたあのプレーには、国内外でさまざまな観点から賛否の声が挙がった。前編では、日本スポーツマンシップ協会の会長 代表理事を務める中村聡宏氏に、「そもそもスポーツマンシップとは何か?」という命題についてお話いただいた。後編となる今回は、ワールドカップでのあの“ボール回し”について、「スポーツマンシップ」の観点から振り返ってもらった。
(インタビュー&構成=池田敏明)

最初は指揮官のいち采配として尊重されるべきと考えた

――スポーツマンシップの観点から、2018FIFAワールドカップ・ロシアのグループステージ第3節、日本対ポーランド戦を振り返っていただきたいと思います。試合時間残り10分ほどの段階で、日本は0対1で負けていたにもかかわらずボール回しに終始し、そのまま試合を終わらせました。同時に行われていたコロンビア対セネガルの試合は1対0でコロンビアが勝利したため、日本は「フェアプレーポイント」でセネガルを上回り、決勝トーナメント進出を果たしました。中村さんはこの展開についてどのようにお考えでしょうか。

中村 これは、そもそも明確な正解のない話です。私も最初は、あの選択は「あり」だと考えました。それは「グループステージの3試合、270分を1つのゲーム」と考えたからです。そして「その中で2位以内に入って決勝トーナメントに進出すること」を「勝利」とし、ポーランド戦はその一部だとみなすと、「勝利を目指すために全力を尽くす」ための最善の手段が「パス回し」だと判断したと結論づけられます。

そもそもワールドカップの3試合目はルール上、試合を“捨てる”展開が起こり得るフレームになっています。チームとしてより上位を目指すという目標を達成するために、グループステージの3試合目で大幅にメンバーを落としたり、1試合の中で予定調和のように展開する時間帯があるのはやむを得ないのではないか、と考えました。

 ですから、今回の日本代表も、90分間のうち最後の10分間でパス回しをしたのは決して責められるものでもないし、悪いことでもないと思ったのです。パス回しをして点を取られない保証もなければ、そもそもセネガルがコロンビアに追いつかない保証もない中で下した選択ですから、それ自体が「勇気のある決断だった」と称賛することもできます。

弱小チームがベスト16を目指すための監督の選択肢としては、仮に結果論だという批判の声があったとしても、実際に結果を残すことができた指揮官のいち采配として尊重されるべきだ、と考えたのでした

つづく

9/9(日) 10:30配信 ビクトリー
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180909-00010000-victory-socc

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180909-00010000-victory-000-2-view.jpg

2 名前:Egg ★:2018/09/09(日) 22:30:18.31 ID:CAP_USER9.net

スポーツマンシップは原理原則であり綺麗事。その観点から見ると……

――「最初は」ということは、その後、異なる結論に達したということですね?

中村 試合を「90分間の単品」として考えると、そもそも勝利を目指していない以上、「スポーツマンシップがない」と言わざるを得ません。先ほど申し上げたとおり、スポーツマンシップは「原理原則」です。(詳細は前編参照)
 所詮は綺麗事かもしれませんが、スポーツマンシップ的な観点でいえば、勝利より優先されるものがあり、大切にしなければならないことがある、ということです。それはスポーツを楽しむ上で、一人ひとりが大切にすべきだと心に留めておかなければならない心構えだと言えます。したがって、あのポーランド戦においては「勝利を目指し、せめて自力で突破できる引き分けを目指し、同点に追いつけるようにチャレンジすべきだった」というのが、スポーツマンシップの観点に基づいた一つの答えなのではないかと、あらためて考えるようになりました。

――確かに「カッコよく戦わなければならない」という原理原則からは外れていたようにも思えます。

中村 カッコよさ、清々しさ、爽やかさ、気持ちの良さ、人としての美しさ……。そういったものこそがスポーツマンシップにつながるものです。確かに綺麗事でしょうし、価値基準は人それぞれ異なるところもあるでしょうが、単純な勝ち負けではなく、その綺麗事に対してどこまで向き合ってチャレンジできるかが「スポーツマンらしさ」だといえるでしょう。ただ勝ち負けにこだわって勝てばいい、というわけではない。勝利を目指しながら、同時に美しく、カッコよくあってほしい。そのように思いました。
「ポーランド戦の戦い方は『あり』だ」と思っている指導者も多くいらっしゃるでしょうが、彼らの多くも「子どもたちにはまねさせたくない」と思っていることでしょう。ルール違反ではないですし、もしかすると未来の日本サッカーが強くなるためには、どんなことをしてでもベスト16に進むことのほうが重要だったかもしれません。それでも、今回のポーランド戦の日本代表の戦い方は「スポーツマンらしい戦いとは言えなかった」というのが、私個人の結論です。

――選択肢の一つとして尊重はするけど、ベストの選択肢ではなかったということですね。

中村 あの「ボール回し」をしなければいけない実力しかなかったというのが日本代表の現状で、それが今回の問題の根底にあると思います。つまり、自力で勝てるチームになればいいんですよ。今回はそれができなかった。実力が劣っていながらグループステージを突破するという目標を達成しようという状況の中、自分たちは失点を防ぎ、ファウルを重ねないことに全力を尽くし、あとはもう他者の試合の結果を祈るだけという戦い方を選んだ。西野朗監督の判断としては英断だったと思います。それはそれで勇気のある決断でした。
 ただ、「ナイスゲーム」ではあったけど、「グッドゲーム」ではなかったですよね。「ナイス判断」でしたが「グッドな判断」ではなかった。我々は「グッドコーチ」、「グッドティーチャー」、「グッドペアレンツ」を目指しながら子どもたちを育てていかなければなりません。「ナイスプレーヤー」よりも「グッドプレーヤー」を育てていくためにどうすべきかを考えるべきなんじゃないかな、と思っています。スポーツマンシップは「ナイス」を「グッド」に昇華させるための機能を果たす概念なのかな、という気がしています。

つづく

4 名前:Egg ★:2018/09/09(日) 22:30:53.76 ID:CAP_USER9.net

スポーツマンシップを実践し、輸出できる国に。その誇りを持ってほしい

―スポーツマンシップに反する戦い方をし、負けを選択した上に、「フェアプレーポイント」の差で決勝トーナメント進出が決まるというルールにも皮肉を感じます。

中村 美しくチャレンジできるようにルールを変えることも検討すべきだ、とも考えることもできますが、ルールによってスポーツマンシップを押しつける、という考え方はそもそも間違っているのではないか、と考えます。ルールよりもさらに上位にある、人としての生き方や気品を問うような原理原則として、スポーツマンシップがあるのではないかとあらためて感じています。「ルールがあるからやらなければいけない」となった時点で、スポーツマンシップとはかけ離れたものになってしまいます。
 人間らしく振る舞う、スポーツマンらしく振る舞う、カッコいい憧れの選手であり続けると考えた時に、あのプレーはカッコよくなかった。もちろんボールを取られない保証もないし、ああいうプレーをしていてファウルをせずに済む保証もない。みんな極度の緊張の中でパス回ししていたかもしれませんが、スポーツマンシップの観点からいえば、やはりカッコいいとはいえなかったと思います。

――賛否両論、さまざまな意見があると思いますが、「スポーツマンシップ」や「フェアプレー」について、あらためて考え直すきっかけにもなったと思います。

中村 スピードスケートの小平奈緒選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手(いずれも平昌五輪で金メダル獲得)を見て、そして彼らと話をしていて思ったのですが、日本人の性格はスポーツマンシップを発揮するのに向いている可能性が高いです。だからこそ、スポーツマンシップを明確に理解し実践できるようになった上で、それを輸出できるような国になってほしいと考えています。
 海外の選手に「私たちも“日本らしく”戦いたい」と思ってもらえるような、そういうスポーツ選手、チームを増やしていかなければならない。しっかりと行動できるようになり、カッコいいよね、グッドだねと思ってもらえるようなマインドをもう一度育て直す。その上でスポーツマンシップを輸出できるような国、教えに行ける国になるべきだと思いますし、そういう誇りを持ってほしいです。
 もちろんそうなるためには強さも伴わなければなりません。だから結果を残すことも必要。スポーツマンシップを学び直した上で、かっこよさと強さの両方を追求して取り組んでいけば、日本のスポーツはもっともっと強くなると思いますし、日本はそれができる国だと信じています。

<了>


引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1536499778
23 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:37:30.89 ID:4jB79lt60.net

ラフプレー、レッドカードは隣国に負けるよ
フェアにやってたから予選リーグ突破できたし


24 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:37:32.81 ID:DyBNOU6M0.net

ベルギー戦でやってたらそんな文句はでなかったと思う

35 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:42:23.16 ID:prtXj7Df0.net

イギリス人に聞くべきだと思うぞ


45 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:45:28.34 ID:cSS6/Z/20.net

これがOKなら無気力相撲も
問題なしだよな。

50 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:47:15.79 ID:6gj3X8IX0.net

totoで日本の勝ちや引き分けにかけてた人は辛かっただろうな。


63 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 22:51:49.40 ID:7FVm+VNx0.net

ファール世界一おめでとうございます。


107 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:01:17.75 ID:jikwhjI90.net

シミュレーションの方が問題だと思うんだけど


151 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:12:07.95 ID:ljXIhvJ50.net

2位通過狙いでわざと負けたりするのもよくあること


157 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:13:00.78 ID:9TX7So330.net

自力で勝ちあがるチャンスを放棄して
他会場の結果に委ねる時点で全否定だわ

163 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:13:54.82 ID:niWBbnjU0.net

本当これがミソ付けたよなあガッカリ

193 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:19:09.85 ID:F3FIiOp80.net

主催のFIFAが「問題なし」って公式にコメント出してるんだから問題なし


224 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:23:46.17 ID:ICtwFXhP0.net

フランス対デンマークだってほぼ無気力に等しい試合だったぞ


281 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:38:50.82 ID:pLxpbCoY0.net

むしろ、ターンオーバーができる日本を評価するべきだろうに


282 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:38:55.78 ID:HAx6k6Ci0.net

菅沼晋也を探しています


295 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:41:13.35 ID:pLxpbCoY0.net

格上相手だからボール回しするのは当たり前だという説もある


333 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/09(日) 23:49:05.13 ID:x/SWHox90.net

ポーランドもあの試合内容でいいってボールを取りに来なかったしな


394 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/10(月) 00:02:17.35 ID:iDTM8RXq0.net

ゲーム理論的にはあの時点で守りに入ったのは正解
一番確率が高いのがあのままゲームを進める事


420 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/10(月) 00:11:57.46 ID:yssRozf00.net

ってGL突破が至上命題なのにまだこんな事言ってる奴がいるのが驚き

422 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/10(月) 00:12:48.81 ID:rru4Zvbp0.net

どっちに結論づけても良いけど、
まだ蒸し返す意味って何だ。


425 名前:名無しさん@恐縮です:2018/09/10(月) 00:14:04.77 ID:6yY0fAls0.net

似たような試合は過去にもあったろ