1 名前:名無しのサッカーファンさん:2014/04/07 20:30:20

元日本代表主将でサンケイスポーツ専属評論家の宮本恒靖氏(37)が、国際サッカー連盟(FIFA)
のテクニカル・スタディー・グループ(TSG)の一員としてブラジルW杯に参加することが
4日、分かった。各試合の技術的な分析などをリポートにまとめるTSGを、日本人がW杯で
務めるのは初めて。最高峰の大会の“マスターチェック”が、世界に向けて発信される。

 守備の要として培った広い視野を持つ宮本氏が、FIFAの一員としてブラジルに乗り込む。

 「W杯でたくさんの国の分析ができる。責任ある立場で興味のあることに打ち込める。
ワクワク感がありますね」

 クラブW杯やユース年代のW杯では、日本協会の田嶋幸三副会長やJ2熊本の小野剛監督が
TSGを務めたことがあるが、最高峰のW杯となると日本人初だ。

 TSGとはサッカーのレベルアップを目的に、観戦して技術や戦術を分析する専門家集団。
代表の選手やコーチを経験するなど国際クラスのサッカーを熟知し、英語が堪能なことが必須だ。

 宮本氏は昨年7月、FIFAが運営するスポーツ学の大学院「FIFAマスター」を修了した実績などが
評価され、現在内定しているTSG「世界の10人」に入った。W杯のプレ大会だった昨年6月の
コンフェデレーションズ杯では、元ブラジル代表主将のカフー氏が務めるなど、
TSGは“選ばれた人”にしか与えられない仕事だ。

 ブラジルW杯で宮本氏は、事前に16カ国の練習を見て、各国監督にインタビュー。
その上で1次リーグでは日本戦を除く8試合、決勝トーナメントは最低2試合を観戦。
各国が採用した布陣や戦術は試合終了後、数時間以内にまとめ、詳細な分析も24時間以内に
提出と、時間に追われることになる。大会後にはブラジルW杯を総括する、分厚いリポートが
発刊される予定だ。

 貴重な経験について宮本氏は「日本サッカーに還元するなどというのは、おこがましい」と言うが、
日本協会の田嶋副会長は「今まではFIFAのテクニカル部門に入れる人材がそれほどいなかった。
これを契機に増やしていきたい」と期待した。宮本氏が記すリポートが日本の、世界のサッカーの
教本となる。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20140405/jpn14040504550000-n1.html

3 名前:名無しのサッカーファンさん:2014/04/07 20:30:20

テクニカル・スタディー・グループ

 サッカー全般のさらなるレベルアップを目的に、試合を分析してテクニカルリポートを作成する
グループ。技術や戦術、傾向などを分析し、試合ごとだけでなく大会の総括リポートも作成する。
リポートに基づいて強化を進めていくことが各チームの常識となっている。W杯では1966年
イングランド大会から導入され、2002年日韓大会では元日本代表監督のオシム氏が務めた。
06年ドイツ大会では浦和元監督のオジェック氏がヘッド格だった。

ソース補足
http://www.sanspo.com/soccer/news/20140405/jpn14040504550000-n2.html
http://www.sanspo.com/soccer/news/20140405/jpn14040504550000-n3.html